精霊流し

てるてる坊主

2007年08月28日 04:30

今日は、今年3月に他界した父の精霊流しの日だ。

朝一番で淡路島まで帰る。

父が他界してから今日までアッという間だった。

今でも自宅に帰れば父が迎えてくれそうな気がする。

大腸ガンが胃や肝臓に転移し、分かったときには既に手遅れの状態だった。

本人はそれでも、あと3年は生きるつもりで入院したのだが、1ヶ月余りの間に

精根尽き果てるように息を引き取った。

葬儀には親戚や友人が大勢参列してくれて、如何に父が生きてきたのか

改めて思い知らされた。

もし自分が死んだら、父と同じぐらいの参列者が集まるかどうか、自信がない。

人の悪口を言わず、愚痴をこぼさず、困った人を放っておけない父だったから

皆さんに惜しまれながら、あの世に旅立った。

今の私が釣り好きなのは、漁師だった父の影響だ。

家にはいつも釣り道具があり、船もあり、夏休みに子供たちを連れて帰ると船で

沖まで釣りに連れて行ってくれた。

私が父のためにできた唯一の親孝行が、孫の顔を父に見せてやれたことだ。

今日はもう一度父の生き方について、考えてみよう。

父の真似はできないが、自分なりの生き方で父に追いついてみたい。

一生かかっても無理かもしれないが、諦めるつもりもない。

「他人様に迷惑をかけるな」が口癖だった父。

自分の生活を省みると、他人様に迷惑をかけてばかりだ。

そろそろ、他人様から頼りにされるような男にならなければ。

今日も暑い一日になりそうだ。

実家の位牌に親孝行できたか問うてみたい。

きっとまだまだ子供だと言って笑われるだろう(笑)


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